突風でテントが壊れた!

883Rでのツーリングの話ではありません。

ファミリーキャンプでの出来事ですが、突風でテントが壊れました。テントのポールがフライシートに穴があきました。

テントが人為や自然も併せて壊れてしまったのは初体験でした。

こんな感じの、大型のドーム型テントでした。

テントを構成する2本のポール+全室を大きく取るための補助ポールつきです。

この日は全室の前にタープを接続していました。

その、補助ポール(青いところ)が折れました。

原因は突風でした。

いきさつ

花粉の季節も終わりファミリーでキャンプに行きました。

前の週に883Rでキャンプに行きましたが。今回はファミリーで、です。

我が家はみんなキャンプ好きなので私だけというのは心苦しいのでした。

キャンプ場は滋賀県のマキノ高原キャンプ場。元々スキー場だったところです。

初心者ゲレンデだった緩斜面には好天ならびっしりとテントが並ぶのですが、雨の予報でしたのでガラ空きでした。ゲレンデのヘリあたりに何張か。草原の中央あたりはウチのテントのみ。

小雨模様ですが、ゆったりとキャンプを楽しめました。気分よく眠りにつきました。

夜半過ぎから風雨が強まりました。

シュラフにくるまって眠っていると顔を何かで押される感触を感じました。

テントの壁面が顔を押さえつけていたのです。

テントが大きく変形していたのでした。

雨も漏ってきました。特に雨漏りがひどくなってきて車に避難して車中泊としました。

何もない高原のど真ん中だったのでモロに吹きっさらし。そう言えば、少ないその他のキャンパー達はキャンプ場の端っこよりにテントを張っていました。強風注意報が出ていたようでした。

教訓

天気予報はきちんと見よう

雨が降るかは見ていましたが、風の事は意識がありませんでした。自然の中での遊びなので風や雷などあらゆる自然現象に注意を向けるべきです。

登山をするとか、マリンスポーツをする人なら常識でしょう。

昔は暇だったので天気図まで確認してたものです。ちょっと過剰なくらいでもいいかもしれません。

寒冷前線の通過時は突風などもありますから、天気図から読み取れるヒントも多いと思います。

長年のキャンプライフで、逆に油断がありました。

どんなのんきそうなゆるゆるキャンプでも自然が相手の部分があります。

なめてはいけなかったのです。

風といえばやはり背の高いテントは風に弱い傾向があります

次はもう少し背の低い、風に強そうなテントを選びます。

複数のテントを持ち、シーンや天候に合わせて使い分けるのも良いかもしれません。

風に強いテント

自分の狭い、しかし実際の体験ではダンロップのテントが丈夫で長持ちです。現在もプロモンテという名前で発売されています。

良く、カッパやテントのフライシート・縫い目部分に 防水シールが貼っているものを見かけます。古くなってきたらベロベロに剥がれてきます。もちろん、そこから雨漏りします。

ダンロップのテントはフライシートにもそのようなシールはありません。しかしかなりの豪雨でも雨漏りしたことはありません。

2人用で、キャンプツーリングにはやや狭く感じるのでダメになったら買い替えるつもりでしたが30年たってもダメになってくれません・・

四隅のゴムが伸びきってただのヒモになってますが、使用には問題ありません。

ポールの中に入っているショックコードが、これも伸びきって立てにくくなりましたので流石に最近これは入れ替えました。

ネットで調べても丈夫で長持ちの評判です。長持ちしすぎです(笑)

テントもファニチャーの一つですからオシャレで気に入ったものなら何でもいいのです。

しかし、丈夫で長持ち、悪天候にも強い、立てやすい・・との論点なら私の体験上プロモンテが安心です。

値段はそれなりですが、私の経験上30年は全く余裕。新品の性能をほぼたもちつづけています。そして40年、50年も使えそう。

そうなると、費用対効果やトータルコストはむしろ安いとおもいます。

ファミリーテントの後継としては、コスパでスノーピークの・・かモンベルのクロノスキャビン4型を考えています。

ここまで語っておきながらプロモンテの4人用は性能と値段が過剰でファミリーテントにはやや狭いと感じました・・残念。

それぞれのテントにそれぞれの良さがあります。

各人、それぞれカッコイイと思うテントを張ればいいと思います。ライフスタイルですから。

しかし、自分個人の選択なら上記、丈夫第一。立てやすさ第二です。オシャレは第三(でないとM社は入らないかも)

今回痛感しましたが、キャンプは気象や立地を考えて自然と向き合うのが大前提です。

しかし、整備されたキャンプ場。やっと取れた休み・キャンプ日程・・・忙しい日常・・・

そんな中で、うっかりの確認ミスもないとは言えません。また、厳重に情報収集をしていても予想外の気象急変も稀にはあります。

そんな時に、”強い”テントは力強い助けになると思います。

テント破壊の犯人