雨の日にバイクで~念願の?レインツーリング

秋と言えば一年を通じてツーリングのベストシーズンです。

なのに最近雨が多いですね。週末に限って雨ばかり。バイクに乗れない日々が続きます。

物好きな私は雨の日を狙ってツーリングを企画したこともありました。ここは、雨でも走り出すことにしました。レインツーリングです。

883Rの濡れタンク

雨に走る

最近、雨が多く予定していたツーリングが流れることがしばしば。少しフラストレーションがたまっていました。考えたら、かつてはレインツーリングとかレイニーツーリングとか称して雨でもツーリングやキャンプに出かけていました。

「まぁ、雨もええかな。いや、雨また楽し!では!?」「ちょうど洗車して磨きたいと思ってたので、雨で埃を流すかな・・」

とも思い、雨足の強まる午後からちょこっと走りに行くことにしました。

そして、午後2時すぎ。土砂降りちょっと前のかなりの雨。勇躍?カッパを着込んで出動。

ヘルメットとシールドにコツコツ当たる雨粒の音が結構うるさい。膝あたりに雨粒がヒットしてほんの少し痛いくらい。もし真冬なら、着込んでいるのでこの感じはないと思いますが。

夏なら、ジャケットも薄いので全身痛いかも知れません。

中途半端でない雨。そして、そのつもりでの走り。意外に平静にはしれます。

よく小走りに来る山道。安全マージンをたっぷりとってリーンインを大げさにとって、のんびりワインディング。それなりに楽しいものでした。わくわくしました。

道が川のようです。

道に川ができていました

いつもの峠。このあたりは楽しいカーブが連続していますので、ついつい、うひょひょ~と走り抜けてしまうのですが、今日は止まって記念撮影。

カメラがあっと言う間にボトボトになるので、ささっと、パシャッと。

紅葉と883R

秋ですね

峠を越えた先にあるコンビニ。いつもはバイクが何台もたまっているものですが当然、一台もいません。

皆様、健全です(笑)

コンビニ

ライダー誰もいない・・当たり前です

とくに、どこにも寄らず、何も見ず3時間ほどのショートツーリングでした。

雨、走後のお楽しみ

走り終わったら、エンジンがだんだん冷えて行くカンカンいう金属音を聞きながらの一杯!

ですが、今回はバイクを磨かないといけません。

雨を浴びて埃が流れるどころか、結構汚れてしまいました。帰り着く頃に雨がやんできたので、余計にです。

883R排気管の汚れ

分かりにくいですが、たっぷり汚れました

このまま、磨いたのではサンドペーパーがけ状態です。

まず、水をやさしく全体にかけ、せっかく乾いてきた883を濡らしなおし、それから

水分をやさしくふき取ります。

それから、洗車用のウエットクロスで全体を拭いていきます。その後、乾いたフクピカで全体をふき取りました。いやいや、結構な手間でした。

883Rのドライブベルト

今回のお土産です

雨走りと装備

○ カッパ

雨とバイク、と言えばまずカッパです。

今回、私の使ったカッパはモンベル製。ただし20年近く使ってます。本来、カッパは消耗品ですから、我ながらちょっと・・(笑)

これには訳が・・(いいわけ)ここ、10年ちかく日帰りツーリングがメインになり、雨天順延して雨に走ることがあまりなくなっていて、念のために所持・・的な使い方が多かったことす。

もちろん、雨漏りします。しかし、もしツーリング中に雨に降られても、到着地点は自宅のためすぐ着替えたりできたので、ついつそのままにしてしまう・・でした。

今回も、もちろん雨漏りしました。

まず、股。バイク用のカッパはまず、ここからもれ始めます。バイク便ライダーにはカッパの下を2枚履きする人もいました。股のところにタオルを挟んで浸水した雨を吸い取らせたりもしました。

案外効くのが防水スプレー。意外なほど防水性が回復します。

しかし、一番の対策は新品に買い換えることです・・

上もしっかり浸水。2の腕を中心に全体がしっとりウエットになりました。ジャケット自体がバイク用品である程度の耐水性があるおかげで、上半身は快適を保ちました。

首には大き目のバンダナを巻いていました。雨の進入を防ぐため、また浸水を吸い取らせるためです。これをしないと、胸あたりもぐっしょり濡れます。古くなったカッパはどうしても、継ぎ目や合わせ目から浸水します。新品でも首あたりは浸水しやすいのでロングツーリングのときはタオルを何枚か用意して、取り替えたり、搾ったりしながら走ったものです。

○ ブーツカバー

今回の装備の中で唯一、わりと新しいのがブーツカバーです。履歴ですと、これもそれなりなのですが、あまり使ってなかったので(ゴアテックスブーツを使っていたので、ブーツカバーは履かない事が多かった)ピンしゃんしています。

これは、完全防水しました。しかし、脱着が面倒なのと歩きにくいのが難です。あまり使わなかったはずです。

○ ハンドルカバー

手の部分は、ハンドルカバー。原付バイクが良く付けてるやつです。今回は雨対策としてそれを取り付けて出かけました。

ハンドルカバー自体は防水ではありませんがグローブが、じかに風雨に晒されない事で、防水の助けになります。グローブはゴアテックス使用の防水性があるものですが、これも古くなって、防水性が落ちてきています。しかし、ハンドルカバーのおかげで、なんとか持ちこたえました。

もし、防水に完全を期したいのなら応急処置としてはハンドルカバーの上からコンビニ袋。

昔、バイク便をやっていたときは原付用のハンドルカバーの上から、ラフ&ロードのオフ車用ハンドルカバーを被せ、2重にしていました。オフ車用のハンドルカバーはナックルガードの上から付けられるような、大きいものでしたので2重にできました。それからハンドルなどの接続部の隙間をビニールなどで塞げば防風、防水は完璧です。真冬でも軍手で寒くありませんでした(推奨しませんが・・)

今は、ハンドルカバーは携帯して行き、冬の高速道路移動時や特に寒いとき付けたり、外したり・・と言う風な使い方をしています。

○ シールド

もうひとつの雨具?、ヘルメットのシールドです。

これは、防風やチリ除けで使うもので、天気に関係ないものですが、私がシールドつきヘルメットをかぶり始めたのは、雨具としてでした。

かつて、最初に北海道ツーリングに向かったとき、3日目くらいでしたか、大雨に見舞われました。シールドの無いジェットヘルメットを被っていましたが、とにかく雨粒が痛い!!

痛くて走れない。速度ののるパイパス道路などでは、危険で変に徐行も出来ない。

最初に見かけたバイク用品店で、シールドを買い足しました。

今は、シールド開閉式のジェットヘルメットをかぶってます。夜間の車のライトによるギラつき以外は全天候、快適です。

安全性など総合的に考えたら、フルフェイスのヘルメットが一番でしょう。しかし、ハーレーはジェットヘルなども良く似合います。シールドの無い顔面むき出し、またはゴーグルスタイルもかっこいい!が、しかし雨粒は顔面にとても痛いのです。ゴーグルにバンダナ、ゴーグルにフェイスマスクも使いましたが、やはりシールドが快適です。

まとめ

きちんとした装備があれば雨、恐そるるに足らず。そこには別天地の楽しさあり。思い返せは思い出に残るツーリングのいくつかは悪天候だったりします。

しかし、ここまで書いて何ですが、今回の感想。やはり、雨は出来れば避けたいな・・・(笑)です。

この日は気温15度。それなりに着込んでいたので、寒さは感じていませんでした。しかしカッパが浸水したこともあって徐々に体温が奪われていたのでしょう。少し風邪をひいてしまいました。

最近は休日に限って雨、が多く少雨決行くらいでないと走れない日が長くなりすぎてつらい。なるべくなら雨に降られないタイミングを見て、しかし少々の雨なら恐れず、そこにも楽しみもある!と開き直ってツーリングプランを考えようかな。

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