オートバイにウインドシールド、風防は必要か?
ツーリング仲間の乗っているアフリカツインの風防は効果絶大のようです。
一緒に走っていて、こちらが「向かい風が強かったなあ」と言っても「風が強い?そうやったかな?」と答えが返ってくるほど。
向かい風の強い日の高速道路などは、素っ裸バイクの883Rでは苦行の雰囲気もあります。
スタイル的には風防なしを気に入ってますし、風を感じて走りたいとも思っているので悩ましいところ
テスト
風よけの効果では、でっかいウインドシールドが良さそうですが883の軽快さが失われるようで残念に感じます。
そこで、小ぶりなシールドを考えてみました。
昔、BMWが「ビキニシールド」という名前で世の中に広めたものです。
これなら、883の軽快さも失われません。
ただあまり小さいシールドだと、装飾だけの効果のないものになりそうな気もします。
アクセサリーとして、おしゃれでカッコいいのでそれもアリかもしれません。これまた悩ましや。
そこで、今回高速道路を使ったツーリングに出かけるのでテストのつもりでキャンプのスリーピングマットをヘッド周りに取り付けてみました。
小さいシールドくらいの高さはあるでしょう。
実際に1時間ほど高速道路で走りながらどの程度、風を流してくれているのかを観察しました。
走りながら風を感じたり、手をかざしてどの程度風の流れが変わったかを見てみました。
よくわかりません。
1時間ほどで、スリーピングマットが風圧でずれてきてしまいました。
固定したライト上から、くるっと上がってスピードメーターの上に来てしまいました。
効果も感じにくかったのもありましたので、テストを中止。
バイクに傷をつけたくなかったので、養生テープを貼っておきましたが、養生テープがはがれた時に塗装も一緒に剥がれました。
SAでスリーピングマットはいつものパッキング位置、すなわちシートバッグの上につけなおし、走りを再開。
さっきとの風の流れの違いを観察します。
さほどの、違いはないようです。
やはり、風防にはある程度の大きさが必要。
ネットで調べても同様でした。
実験結果としては、「ビキニカウル」程度では
風よけ効果は期待できない、と感じました。
風よけを期待するならある程度の大きさは必要でしょう。
実験しなくても、直感的にわかりそうなもんですが実体験として納得しました。
また、今回の高速道路を使ったツーリングで風圧についても、実際のところどれだけ風対策が必要か、風を浴びながら考えてみました。
若干の疲労要素ではあるかもしれませんがツーリングの醍醐味でもあります。
バイクで走ることの楽しみの要素は風でもある、と改めて思いました。
30年ほど前に4コマバイク漫画で「風します?」というのがありました。
バイクと言えば「風」と感じる感性は自然に感じます。
歳をとると、だんだん風圧がしんどくなってくるとの意見もあります。
私はまだ、大丈夫なのかな?
鈍感なだけかもしれませんが。
結論
結局、風は感じたい。でかいウインドシールドは抵抗があるし、ツーリングの時だけ脱着するというアイデアもアリですが面倒にも感じる。
ということで、しばらくは風防なしかな~という所です。
バイクにまつわるエトセトラを、うだうだと
「あーでもない、こーでもない」と考えあぐねるのもバイクの楽しみである!
と考える今日この頃なのです。