ハーレー8年目

マリリン・モンローの映画で「7年目の浮気」というのがありました。883Rは7年を超え8年目となりました。

空冷ハーレーはいかにもオートバイ然とした古き良きバイクです。GB350などがまだまだ売れるところからも、こうしたバイクには大きい需要があるように思えます。

スポーツスターも新車はなくなりましたが中古ならまだまだ選べます。

アフターパーツも山盛りですし、部品供給の心配も遠い将来まで無いとおもいます。空冷スポーツスターもまだまだ選択しに入でしょう。

そこで私の883Rでの8年間も皆様の参考になるかな、と考えつつ備忘録も兼ねて回顧してみました。

私自身もうそろそろ、飽きてきたのか?乗り換えを検討すべきか考えてみます。

8年間でのトラブル

外車、アメリカ製バイク、ハーレー・・・ともに思い浮かぶイメージは「ちゃんと動くのか」

実際のオーナーさんの情報などを広く集め、意外と大丈夫と考え購入を決定しましたが、これは当たりました。

8年間でのトラブルは下記の通りです。

● 4年目・・リアブレーキスイッチ不良 ネットで部品を頼んで自己交換。パーツ代のみ

  費用   2850円

● 4年目 ブレーキランプ、球切れ 球とその周りのユニットも交換、工賃込み

  費用  7244円

● 8年目・・ドレンホースの亀裂によるオイル漏れ ディーラーにてドレンホース交換。

        オイル交換、作業工賃込み

  費用 17260円

      

こうしてみると2年おきに小さいトラブルはありますね。

ただ、国産と比べてどうでしょうか。

正直、気持ち多いかなとも思いますが国産といえども8年ノートラブルでもありません。

かつて乗ってたバイクを快走しても8年あれば1~2回くらいは何らかのトラブルがあったように思います。

ですので、この点ではこんなもんかなと納得できる水準でしょう。

結論としてはハーレーは国産と遜色なく乗れると考えます。

メンテナンスフリー感覚で日々の苦労なく楽しく乗れています。

キャンプやツーリングでも。

積載性も至って普通。

買ったときの値段が国産、外車の900㏄クラスでは最安でしたし、トラブルも含め維持費も国産並みでしょう。

鼓動感

エンジンのドコドコ感は8年たってもウキウキします。これはハーレー独特の鼓動感です。借りたりとか試乗ですが他のメーカーのバイクにも乗ります。他のバイクでの振動や鼓動感も魅力的。ボルトやBMWのパルス感も極上です。ちょっと今でも惹かれています。ですがハーレーのそれは唯一無二です。

そこには微妙なユルさも感じて癖になります。

試乗で言うと、70年代のハーレーはそれが更にユルユルでたまらない味わいです。ただ高くて手が出ませんし、国産感覚でメンテナンスフリーに使い倒したい私には別のハードルを感じます。

日々の暮らしで、気楽にこれを味わうのは、本当に良いものです。

マイナス点

やはり重い。

これは8年でもなれません。苦痛ではない限界直前くらいでしょうか。

燃料がハイオク指定です。

欧米では日本のハイオクがレギュラー扱いのようです。

日々の燃料代が少し割高です。

欠点ではありませんが、エンジンオイルはメーカー純正でないとしてもハーレー専用品でないといけないようです。

私の使っているレブテックの半合成オイルは1クォート1200円前後(2022夏)

純正は2400円位~4700円位でしょうか。

カスタムは?

個人の感想ですがハンドルの位置が高い。

ここは、好みの部分なので何年かしたら慣れて「むしろ、この位置が良い」になるかと期待していました。

私はノーマル原理主義者なので、どこも換えたくないのですが、いまだにハンドル位置には少し不満です。

大きい不満ではないので換えることはあるのかの?です。

乗り換えの検討は?

子供が乗りたがっているので、あと何年かは乗り続けるでしょうか。

空冷のスポーツスター、ラインナップから落ちて中古車も値上がりしつつあります。

乗り換えるとしても、モスボール保存しておくのも良いような気がしています。

値上がり期待も込めて。セコイですね。

オンロードバイクとしての883R、8年目でも楽しめてます。買い換えたい程の不満はありません。

極上の鼓動感、走り終わったあと空冷フィンを眺めながら飲むビールの旨さは至福のひと時。

ただ、スポーツスター類はオフロード性能いまひとつです。当たり前です。が林道愛好者の私としては、ここだけは不満です。かつて、オンとオフを2台持ちしていた時期もありました。これが正解でしょう。

とは言え、家計的に贅沢はできません。

883Rで林道行くこともありますがオフロード車車で快走する楽しさは当然ありませんね。

オフロード車で凸凹の道をスタンディング姿勢で走ると、あまりの楽しさでよだれが出るものですが、スポでの林道通過は苦行の趣があります。

ですので、老後に足腰が弱ってきたら、軽いオフロード車に乗り換えようかと思うことはあります。

そんなわけで、まだまだ883Rでキャンプツーリングにも行きます。

そうそう、北海道も目指したいです!