ハーレー883R、選んで後悔は~4年目に入りました

883Rに乗り始めて4年目に入りました。

ハーレー883Rに乗り始めて3年目の感想、買った時の思いと、その結果で考えたことがありましたが、4年目に入った今、4年間ハーレーと付き合った率直な感想、4年乗って、日常思うことを書きたいと思います。

4年間使って、ハーレー883R買って後悔してないかい?実際のところ、どう・・?です。



ダメなところ・・・

何回もを試乗を繰り返して選んだので「これは予想外」なことは少なかったのですが、日々付き合っていると色々感じます。分かってたけどやっぱりなぁ~です。

重い

やはり重い。押して歩くとき、ちょっとした段差が越えられない。
助走距離があればなんとかなるりますが…
キャンプ場で少し荒れた場所に置いたら最後、動かせない。後ろ方向に数メートル動かしたかっただけなのに、3人がかりで動かしました。置く場所には若干の注意が必要です。

私が試乗の時、必ず確認するのが押し歩き時の重さ、押しやすさです。ハーレーのディラーで試乗した時、ビックツインは少し路面に傾斜があると、まったくダメでした。

それに比べるとスポーツスターはまだ、重いながらも「何とかなるか」と感じました。

しかし、他社で1000cc前後で重量が200キロ程度のバイクを押して歩くと「何と軽い」と思います。

自宅の前の道がほんの少し傾斜しており、玄関前ではエンジンを掛けず交通量の多い太い道まで押して歩きますので、乗るたびに痛感しています。

ただ重心が低く、押して歩くときなど、ふらつくような不安感はありません。取り回しには安心感があります。地面に傾斜が無ければ案外、取り回しは楽です。

この、ふらつく感じのない低重心は日常使いで、とても助かります。

私が感じる883の困りごとはこの重量だけでしょうか。

しかし、小さく不便に感じるところがあります。

サイドスタンド

ハーレーのサイドスタンドはあまり評判が良くないようです。

少し出しにくいですし、引っ込めるときは足が届きにくいです。背の高い、足の長いアメリカ人を想定してるようなので、少し遠い。

シートの一番後ろに座っていると届かない。少しお尻を前にずらして足を伸ばします。

ハーレー 883R サイドスタンド

足をピンと伸ばしてやっと届きます

しかし、このへんは数ヶ月で慣れました。

スタンドを出すほうは、足で、いったん蹴りだします。最後まで出ないこともよくあります。

ハーレー883 サイドスタンド 収納状態

収納状態です

ハーレー883R サイドスタンド 蹴りだし

蹴りだしがあまいと・・

中途半端な位置で止まりますので・・

そこで、サイドスタンドの真ん中あたりをもう一蹴ります。そうすれば確実に最後までサイドスタンドを出せますし、とくに足を伸ばさなくでも大丈夫です。

昔、中途半端にサイドスタンドを出した状態でバイクを置いてしまい、サイドスタンドがパタッと引っ込んで、バイクをこかした経験あります。

その経験から、国産でも、いったんサイドスタンドを出して、もう一度コンコン蹴る習慣にしていましたので、違和感ありません。

引っ込めるときは、「よっと」て感じで少し足を伸ばさないと届きません。サイドスタンドにエクステンダーを付ける気持ちも分かります。が、これも慣れで何とかなるレベルです。

そのしぐさを体が覚えて、今では何の不都合も感じません。

そして、その評判の悪いサイドスタンドですが、前向きの力がかかったときブレーキが働くようになってます。国産車では動き出してスタンドが外れるような下り坂でも大丈夫。

下り坂なら、以前は1速を入れた状態で駐車したものでしたが、ハーレーは不要です。

一緒にツーリングに行った友人が下り坂で883Rを止めようとしていたら押さえに飛んできたことがあります。「ふふふ、大丈夫なのだよ」と余裕でした。

隠れた傑作設計と思います。

積載性ゼロ?

今のバイクは燃料タンクと見せかけてラゲッジスペースだったりと、とても便利です。

日常使いでは、そんなちょっとした事がとても助かります。

そういう点では、スポーツスターの仲間は物入れも荷台もありません。不便です。

が、ここは素直に社外品の荷台やトップボックスをつければ解決。他社のスポーツバイクとも、特に差異は無い部分とも思います。

私の場合は、単純にリュックなどを使います。普段の買い物もこれで済ませます。

そもそも、紙一枚入れるスペースも無い

車検証入れもありません。車載工具を積む場所もありません。

ごく初期のハーレーをみるとエンジンの付いている豆腐屋の自転車のようです。(いやいや、自転車のってラッパを吹く豆腐屋・・なんて時代劇そのもの、ですが)

その頃のハーレーは足こぎペダルまで付いています。自転車には書類や工具を入れるスペースはありません。そんな、感覚のままなのでしょうか。不便です。

しかし、書類はバッテリカバーのフタにビニール袋に入れてテープで貼り付けました。ディーラでも同様にしているのを見ました。

883 スポーツスター 書類入れ方

養生テープで貼ってます

工具はロングツーリングなら別途カバンを用意して持って行かないといけないでしょう。

しかし、日常使いではイメージに反して故障知らずのバイクなので特に工具を持ち歩く必要はありません。普段、自転車に乗っている人で工具を積載している人はどのくらいいるでしょうか・・

考えてみれば、国産バイクに乗っていた時代も出先で車載工具を使うことは、ほぼありませんでした。国産車の車載工具も一応備えておくが使うことは無いでしょ?を前提にしていると思われるアレな品質なのも頷けます。

いまやハーレーもカスタム三昧でもなければ、ご同様です。出先で工具など不必要。

案外、不便はありません。

インチ工具を一から、揃えないといけない?

前項から続きますが・・

ちなみに、ハーレーにはそもそも「車載工具」の概念が無いようです。購入時には「工具セット」が付いてくる趣です。国産の車載工具に比べて豪華におもえます。品質もかなりしっかりしています。「日常メンテナンス工具セット」と呼びうる物と思います。

ハーレー スポーツスター 車載工具

実際、オイル交換や増し締めなど、この車載しない「車載工具」でやっています。

私の知人などがハーレーを選ばない理由としてよく挙げる「今持ってるセンチの工具が使えない。インチサイズの工具を一から揃えないといけない」があります。

私の場合持っていた工具が、自分の乗っていた過去車両の車載工具の寄せ集めレベルなので、どうせ、いい工具を揃えなおさないといけない・・と考えていました。

ですから、その点は考慮しなかったのですが、ハーレーの「車載工具」が意外に使えるので未だに、いい工具を買ってません。ここは想定外でした・・(笑)

左右別々のウインカースイッチ

ドイツ車もイタリア車もイギリス車も国産車と同じ左側のスイッチでウインカー操作しますが、ハーレーは左右にウインカースイッチがあります。右のウインカーを点けたいときは右のボタンを押します。

ネットではアンチな意見が多いようです。何のメリットも無い、とかですね。

確かに最初は違和感しかありませんでした。

しかし案外すぐ慣れました。。ハンドルカバーを付けて厚手の防寒グローブを着けているときは逆に細かい操作をしなくて良いので便利です。”防寒性能”として良いです。

その他操作系として、スピードメーター内のデジタル表示で時計と距離計を切り替えられるのですが、その操作が少し面倒。

私の883Rは2011式なのでメーターの裏側に切り替えボタンがあるタイプです。その都度、左手をハンドルから離してメーターの裏側に手を伸ばすわけです。

現行車は左の手元で切り替えられるようになってますので、その必要はありません。

スポーツスターは昔からあるバイクですが、こうして少しづつ良くなっているんですね~

熟成です。

ステップ位置

長く国産車に乗っていた身にとって、やはり違和感があります。前過ぎます。いっそフォーティーエイトくらい前にあると、却って慣れたのかもしれませんが。

もう少し後ろですと、ダート走行のときスタンディングがし易いんですけどね~。

(そもそも、ダートに行くのが間違ってますね)

しかし、高速道で長時間走るときも、足が疲れてきてタンデムステップに足を乗せて走ってみたりしたこともありました。危険です。良くないです。が、足は楽でした。

ここは、いつもホンのり違和感が否めない部分ですが、かといって不快、不便でもありません。まぁ、ここはハーレーの文法に身をゆだねる所存です(笑)

それより、押して歩くとき、ステップが足に引っかかるのが歩きにくいです。これは、あらかじめ折りたたんでいればいいのですが、よくパタンと下りてきてします。ここは、小さく不快です。

ステップとはちょっと関係ありませんが、チェンジ。よくハーレーはニュートラルが入りづらい、という意見をプロ、アマともに見ます。

私が試乗したハーレー達は、たしかにみんなニュートラルが入りづらい傾向でした。

しかし、このバイクを買うとき店の人から「そろそろ、ニュートラルも入りやすくなってきてますよ~」と声をかけられました。

その時、「あ~みんな、新車に乗って印象を書いてるんだな」と気付きました。

ニュートラルの入りにくさはハーレーの新車の特徴だったみたいですね。

私の883Rは、この点で苦労はありませんでした。ハーレー独特のカコーンとはいるチェンジはちょっと快感です。信号が変わる時、わざわざ左足を持ち上げてチェンジを蹴りこみます。

遅い

ハーレー883、ほどんど900ccもあるのに遅いというのは定説のようです。

試乗でもスポーツスター1200やビッグツインと何度も繰り返し比較して883を選びましたので、遅さも織り込み済みではあったのです。

しかし、ツーリングシーンの中では「遅いな~」と感じる瞬間はあります。

ただ走るという中で感じられる楽しさは883が一番です。楽しいと感じられる速度域が低いので一般道での楽しさがピカイチです。

1200やビッグツインの楽しさも素晴らしいのですが、楽しい速度域が883より高く、一般道ではノロノロ我慢して走るところが少しあるかも知れません。

より大きいバイクを試乗すると、痛快でとても楽しいのですが883に帰ってくるとほっとします。

これはつまり、どのようなシーンでバイクを楽しみたいか?という選択肢だと思います。

休日でのロングツーリング主体、峠を早く走りい、キャンプツーリング・・・シーンも色々です。みんな楽しそうです。

走るタイミングもあります。毎日通勤でも乗る、週末の乗る、ツーリングしか乗らない・・

私の場合日々の付き合い、日常でもツーリングでもバイクを楽しみたいと思ってますので

一般道やご近所走りでも楽しい883はベストな大きさなのです。

また、それぞれのシーンでもそこそこ楽しいバイクです。楽しみのための道具としては

私にとって、かなりのハイスペックです。

日常の付き合いの中で

各シーンの中で、以外に回数の多いののがお買い物。

そんな日常の中の、チョッとした小走りも極上の楽しみに変えてくれます。

かつては、原付のスクーターを持っていて買い物はそちらを使ってました。

もちろん、スクーターにもスクーターの面白さがあるのですが、883は格別ですね~

鼓動を感じ、音を聞くだけで楽しいです。フレームの中でブルブル振動するエンジンを眺めてニヤニヤしています。

そして、鼓動や走る楽しみにかまけて、10分で済んでしう買い物を30分とか、かけてしまうのです。

お買い物の道具としては、そこは致命的欠陥かも・・・(笑)

しかし、それはともかく取り回しの重さは付いて回ります。駐車スペースや自転車置き場などへの出し入れが面倒なときはあります。

また、積載場所がないので買い物の時は常にカバンが必要です。まあ、慣れと習慣で苦痛に感じなくなります。

このような、日常の買い物からもバイクの楽しみを拾い集める・・的な使い方ならスポーツスターは何とか楽しめる最大級のバイクのような気もします。

ビッグツインならスクーター、自転車代わりにチョイ乗り・・には肉体的にしんどいかも。

ハーレーのディーラーでバイクを見ている時「2台目ですか?」と声をかけられたこともあります。

2台持てるなら、ロングツーリングのビッグツインとチョイ乗り用のベビーツイン(スポのご先祖、WLのあだ名)・・いいですねぇ



ツーリングにて

一日中走るようなツーリングでは、購入前に想定した以上に楽です。

かつてはアメリカンバイクは長距離走行がしんどい、お尻や腰に来る。と思っていました。

軽い前傾のほうが長時間走行は楽であると。

883もRですと、アメリカン度が薄めでポジションにも自由度が高く、一日乗っていても

お尻りにも腰にも来ません。夕方にお尻が少し痛くなったことはありました。しかい予想外に楽です。選んだ当初に考えていたよりもツーリング向きです。

高速道路。ここも制限速度域ではまったく問題ありません。

ただ、この速度域になると883はエンジンが滑らかに早く回るので鼓動感はなくなります。高速道でも鼓動感を感じながらの走行はビッグツインの領域でしょうか。

直進安定性は抜群です。軽四や下手な普通車より楽に感じます。

しかし、鼓動感はなくとも十分ゆとりを持って高速道を楽しめます。

ウインドスクリーンがないのも、制限速度域ではあまり問題はありません。お尻を後ろにずり下げて背中を曲げ、やや前傾にしてあごを引く。そうして走ればウインドスクリーンなしでも結構いけます。

110キロを越える頃や向かい風で風力が高まるとちょっと風圧をきつく感じます。

同じ環境下で同走したウインドスクリーン付バイクに乗っている友人によると、こちらがウインドスクリーンなしで「がまん」してる時でも安逸・快適らしいので、そこは十二分に考慮に値します。

ウインドスクリーン。ちょっと気になります。ちょっと探し中です。

キャンプとハーレー883

ハーレーとキャンプ。似合います。良く見かけます。

が、ハーレー、とくにスポーツスターは積載性が無い、とも言います。先に見たように紙一枚入れるスペースがありません。

ただ、キャンプ道具を積む。となると意外に何とかなります。

現代の性能もスタイルも進化・洗練されたデザインのバイクではなく、むしろ古い時代の原初のバイクの形をとどめており積載のためのコードや紐を引っ掛ける場所が無尽蔵に作れます。

紐をかける場所があればリアシートにそこそこ荷物が載りますし、ハーレーといえばサドルバッグ。いろんな種類が出ていますので選ぶのも楽しそう。

その気になれば、積載用品や荷台。トップケースも選べます。

一度、キャンプ道具を積んでみました。積載は確認済み。意外と載りました。

今年はキャンプに行きたいものです。

結局のところ883Rのダメなところは

いくつかダメなところを挙げてみましたが、本当にダメと思えるのは重さだけですね。

おそらくこの重さ、重量もアメリカ的バイク哲学によって、あえて「軽くしない」設計かなとも思います。なにせフェンダーもバッテリカバーも鉄製。軽量化する気は無いと思います。

おそらく、深い理由のある「重さ」。しかし、日常使いの中では、少しだけ面倒に思える瞬間が時としてあります。

そして、真に「ダメなところ」はココのみ。あとは慣れてしまったり。楽しさと表裏一体です。

ヤマハのボルトなどは、この重さもあえて「再現」してるようにさえ思えます。

もちろん、ビッグツインより色々と”小さく”、SSより遅く、オフ車みたいに林道で鼻歌が出たりはしませんが、何といってもお手軽にバイクの楽しみが味わえます。

ちゃんと現代の品質と製品管理で作られたクラッシックバイク。安直に楽しいですよ~

4年目に入って後悔・・はありませんね。

ただ、それぞれの部分に特化したバイクにはすべて劣る部分もあります。つまり生き物としての人間と同じですね。走っても飛んでも噛んでも、他の動物には劣ります。ですが、万物の霊長??

883は・・・

簡単に、美味しいトコだけ味わいたい人。こちらへどうぞ(笑)

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