ハーレー883とゆるキャン?

アニメ、ゆるキャンを見ました。

見る前は、今時な萌えアニメのようにも思えました。

かし、ツーリングライダーには登場人物がかわいい女の子、というのを除くとまるで自分のキャンプライフを描いたようなアニメと思う人も多いのではないでしょうか。

主人公の一人は、ソロキャンピングライダーです。

旅志向のライダーは「萌えアニメ?」などと毛嫌いせずに是非、見ましょう。

しかし、気合の入ってないアウトドア?まったりして良いですね~

ハーレーとゆるキャン?無関係?出てきませんし(笑)

アニメ

アニメも大昔はゴールデンタイムに目白押しでしたが、今はいつどこで何をやっているのか・・・最近はあまり見る機会も減っていました。

色んな作品があるようですが、なかなか見るきっかけも無く・・と、最近ある、まとめサイトで「ゆるキャン」というキャンプアニメがあるのを知りました。

このアニメを見てキャンプしようとする人もいるとか・・気になります。

で、「アマゾンプライム」で「ゆるキャン」を見かけましたので、試しに見てみました。

2018年の1月から3月までが初放送だったみたいですね。

あまり、萌えを前面に押し出してなくて最近アニメから遠のいてるリターンライダーならぬ「リターンオタク?」には入りやすい作品です。

自転車(途中から原付、未来には大型バイク?)でソロキャンプをする主人公ともう一人、サークル活動でキャンプを楽しむもう一人の主人公が時には一緒に、時には別々にキャンプをしたり、SNSで実況したり・・・

そのなかで、キャンプや野外料理のノウハウ、キャンプ場でのマナーなどが語られたりします。

舞台は山梨県周辺の実在のキャンプ場だったりする模様でその場所に”聖地巡礼”する人も多いとか。

一話の始めに出てくるテントが、モンベルのムーンライト。

組み立てる手順もさりげなく表現されていました。

構造や、その立てやすさが一目瞭然、私にとっては、長年の憧れテント。セレクトが憎いです。個人的に狙撃された気分。

ムーンライトは基本設計の古い旧時代のテントですが現行品です。古い時代の物が今でも現行品として愛され続ける・・どこと無くハーレーを連想します()

モンベル テント ムーンライト

20年近く前、北海道にツーリングに行った時、わさわざ他の観光名所と一緒に写真を採るくらい好きなテントです。

欲しいのですが、今使っているのが何処も悪くならないので買い替えのチャンスがありません。

衝動買いするにはチト高いのもありますね。

下の映像では本体のみです。コレにフライシートがつきます。アニメを見た人はご存知の通り。

モンベル(mont-bell) テント ムーンライトテント 3型 グリーン GN [2~3人用] 1122288

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出てくるキャンプスタイルが色々あります。皆でワイワイ楽しむ、飲みまくる、ソロキャンプ・・。団体とソロ、料理に凝る、ラーメンで済ます・・そして、温泉を楽しむ!

多くのライダーもソロ旅を愛しつつ、たまに皆で集まる楽しさも感じていると思います。

北海道などでソロのライダーたちがあるときは離れ離れで孤独を楽しみ、あるときは自然に集まり宴会を始めたり・・を見るようです。

私自身もソロでキャンプツーリングを始め、グループで行ったりソロで行ったり・・です。

ゆるいキャンプとバイク

主人公の一人は途中から自転車から原付に乗換え文字通りキャンプライダーになります。

ゆるいアウトドアとバイクはとはピッタリ。

何といっても自分で漕がないでも山道を登る。道に迷っても、キャンプ場が廃業していてもリカバリーが楽。自転車でそんな事になったら絶望的。時間的にも無理が多い。

自転車なら、あらかじめ良く下調べしておかないといけないでしょう。

実は、自転車でキャンプツーリングをした事もあって、アバウトな計画で痛い目を見ました。

その場その場では自転車旅は案外、自由ではありませんでした。

しかし、バイクなら・・行き当たりばったり。思いつきで動ける。最悪夜どうし走って家に帰る事だってできる。

もちろん、状況によっては輪行という手もあるんですが、コレはこれで鉄道網に左右されるので事前の計画でエスケープルートを設定しておいてこそでしょう。

やはり、ゆる~いアウトドアとバイク。最適の組み合わせででしょう。

楽と言うなら、自動車もあります。

何といっても部屋ごと移動。冷暖房完備。雨に濡れない。安逸快適ではありますが、アウトドア感がまったく無い。

また気軽に色んなところに行けない。変な脇道や林道に入っていくのはちょっと怖いです。

風に吹かれて気ままな旅・・感は車ではもうひとつでしょうか。そもそも、風に吹かれません。

車でキャンプ、実は私も時々やってますが、もうひとつ風情の違いを感じるのが積載性です。

車はどんな小さい車でもバイクに比べれば積載力が圧倒的です。

そこは便利快適な部分ですが、何でも持っていけるところが却って野趣を損なう部分でもあります。車でキャンプに出かけるときは、積めるのでつい、色々な道具を満載してしまいます。

バイクは、そもそも多くは積載不可能なのでむしろ、そこが良い。「あると便利だな」とか「あると快適かも」は「バイクに乗らないから却下」となります。

あれこれ悩まなくてもバイクが荷物を厳選してくれます。が、しかし自分の足で進まなければいけない自転車や登山のようにシビアでないところが、ゆるいです。

もうひとつ。車は積載が容易であると言う点です。とにかく積み込めばOK。

バイクなら厳選された荷物を何処に、どのように安全にくくりつけるか?どんなカバンやボックスを使うか?それをどんなバイクに乗せるか?で個性や主義があらわれ、そこには非常な面白味を感じます。

車、とくに小さい車なら荷物の厳選やそれをパズルのようにうまく積載する、セッティング時や撤収時のスピーディーさや簡便性など、別種の工夫と苦労があります。

が、しかしバイクのそれとは風情が違って感じられます。どことなくアウトドア的雰囲気はバイクのほうに感じられるように思います。

アウトドア感と言えば、本格アウトドアマンらしき人が林道キャンピングライダーをけなしてたのを何かで読んだ事があります。バイクに乗って何がアウトドアなんだ?と。

実際、自力で山に入っていかないと本物ではないのかもしれません。

しかし、そうなると体力的にも心配ですしフラッと気軽に出かけたい・・

そんな時に体力も気にせず山の中に気軽に入っていけるのがバイク。アウトドア気分を味わえる。

自転車ならどんな場所にも入っていけますが、チョッとした坂も大変。体力がいる。時間もかかります。

これがバイクなら、自由自在でしかも楽チン。下調べも何もかもゆるく、気ままな旅。

少なくとも、横着者の私にはピッタリ(笑)。

ゆるいキャンプの季節

アニメでは冬のキャンプに終始しています。

アニメを見てキャンプに興味を持った人も、冬のキャンプにハードルを感じる人がいるようでした。

しかし、個人的には「ゆるキャン」にピッタリな季節だと思います。タイトルにピッタリないい季節を持ってきたな、作者はキャンプ経験豊富だな・・と感じました。

冬は何といってもキャンプ場がすいています。ゆったりとキャンプできます。予約なしでも問題なくテントを張れます。

すいている・・と言う事は静かです。これまたゆる~くキャンプできます。

混んでいるシーズンだと場所もキチキチ、周辺もザワザワしてますし気も使います。いいキャンプ場だと予約を取るのも大変で、事前リサーチもキッチリしておいたほうが良いでしょう。つまり、ゆるくないのです。

普通、混むシーズンとは夏になるかと思いますが、夏のテントは暑いです。テントでは冷房もかけられませんし、服を脱ぐにも限界があります。

冬はもちろん寒いのですが、服を着るほうはいくらでも厚着可能です。それなりのアウトドア服を着ていれば少々の寒さは何とかなります。

冬のキャンプのゆるい理由はもうひとつ。虫がいません。私は男子ながら昔から虫が嫌いです。女性なら大半が虫嫌いではないでしょうか。

冬以外なら野外ですからキャンプに虫は付き物です。夏なら蚊もいます。冬なら虫フリーキャンプ実現です。蚊取り線香もいりません。

そんなわけで、冬のキャンプはゆるいキャンプなのです。

朱鞠内湖畔でキャンプ 2月

コレは、やりすぎ(笑)・・でも案外ゆるいんです

個人的には冬こそキャンプシーズンと考えてましたし、年末年始は必ずキャンプ場に行くのが習慣化していた時期もありました。

これもアニメで描かれていましたが、冬のキャンプでの鍋やすき焼きは極上です。寒い野外での鍋は本当に旨いです。

気温が低いので鍋からものすごい湯気がのぼります。そして熱々の肉や豆腐を食べる。屋内の食事では味わえない美味しさがあります。また、寒いのでお酒が進みます。

アニメの最後のほうで顧問の先生と一緒にクリスマスキャンプをしています。

顧問の先生が料理を食べるたびに「〇〇には日本酒が合うのに~」「〇〇にはワインが~」とか言って周りから呆れられている場面がありますが、キャンプの仲間にはまったく同様な人がいました。アニメと同様のメガネの女性でした。

883とゆるいキャンプ

さて、ハーレー883です。883はハーレーとてもバイクとしても、ゆる車です。早くも無く大して曲がりもしないバイクゆえ、何の工夫も努力も無くただ、まったり走るだけで楽しい。

本格的でなく、気合の入っていないアウトドア、ライダーライフにとって883キャンプは正にピッタリ。眺めながら酒が極上にうまい、熟成された似非でないクラッシックな外見。味わい深いながらも敷居の低いお手軽な走り心地と価格。早すぎず、曲がりすぎず()ただ走るだけで、努力も工夫も無く?楽しめる883

そして、まったりゆったり味わいの走りを気まぐれにして、思いつきでキャンプ場に入り、アニメのようにお月見キャンプ。

883Rで走り出したくなるアニメでした。

まとめ

バイクでキャンプがゆるい理由

楽してアウトドア気分

軽快、道に迷うもよし

積載も程よく。車のように乱雑に大量に持っていけるのも風情が無い

自転車、歩きみたいに筋力で持っていくのは重い。

バイクなら重いものも、程ほど持っていける。

883がゆるい理由

値段

ポジション

積載性

走行性能

みんな、程ほど

頑張らない、競わないマイペースでゆっくりと。

結論 ゆるキャンツーは883にてどうぞ()

お勧め時期は冬。その理由

キャンプ場が・・

すいている、静か

虫がいない

です。ゆる~いキャンプができます。一人で焚き火と対話できます。

焚き火はテレビより面白い・・・とは昔ベテランキャンパーから聞いた言葉ですが、

現在のテレビを考えれば絶対、焚き火のほうが面白いです。Youtube相手でも、いい勝負すると思いますよ。

しかも、あたたかい(笑)

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