通勤用に安いやつですが、システムヘルメットを買いました。
良いですよ。
人生初のシステムヘルメット
2輪館オリジナルのヘルメット、モーターヘッドです。
M-MAC2というモデル。12,980円(税込み 2022/9月)
真上から見ると、システムヘルメットは普通のヘルメットより大振りですね。
また、下の写真だと、遠近法的パースが掛かってシステムヘルメットがより大きく見えています。
重量、我が家比(実測)
1658グラム 1549グラム 1142グラム
ですから、モーターヘッドのはシステムヘルメットの中では軽め?かな。
(OGKのKAMU‐Ⅲなら1645グラムですが・・)
使用感
数値データ的に重いのですが、普通のフルフェイスと大差なく感じます。
風切り音もひどくなく、わりと静かです。
また、横を向いたりしても風圧を変に感じることもありません。
内装は外して洗えます。
長距離には使ってませんが、日常使いでは重さや首への負担は全く感じません。
これは想定外ですがフリップアップして走っても案外大丈夫です。80キロ近くスピードが出ても上を向いたりしない限り風圧も大丈夫でした。もちろん風切り音は結構します。
安全性には問題のある使い方ですが、気分次第で自由度高く使えるのはうれしい誤算です。
実際はフリップアップしたまま走ることはそうないと思いますが、ジェットヘル感覚も味わえます。
昔、バイク漫画で「風します?」というのがありました。風を切って走る愉しさは極上です。
同じことを考える人がいるようでシステムヘルメットの中にはフリップアップしたチンガードが、ぐるっと後頭部に回ってジェットヘルのようにも使える形式ものもあるようです。
【正規品】LS2 HELMETS システムヘルメット(フリップアップ) VALIANT(ホワイト) サイズ:L エルエスツーヘルメット 価格:30,388円 |
こんな感じ。
風を感じたいので長年、ジェットヘルメットを愛用していましたが、ヘルメットとバイクについて調べれば調べるほどフルフェイスヘルメットの安全性の高さを痛感します。
システムヘルメットとフルフェイス。単体でモノとしての強度はフルフェイスのほうが強いのは想像通りですが、実際の事故におけるプロテクト性能は、どちらも全く差がないとのことです。某ヘルメットメーカーの見解としても見たことがあります。
日常の利便性や快適性ではジェットのほうが圧倒的です。特にメガネ人にはそうでしょう。
事故に遭うかどうか、どんな事故になるか。予測不可能です。ヘルメット選びに正解はありません。リスクと利便性、快適性の判断バランスです。
で、折衷案的にチンガードの分離式のヘルメットとシステムヘルメットが頭に浮かびました。
ノーランに分離式のいいヘルメットがありました。
価格:33,977円 |
しかし、頭の形が合いません。
側頭部はキツく前後は緩いのです。白人の頭は楕円形で日本人の頭は丸に近いそうな。
ほぼ、これに決めたのですが、結局サイズが合わず保留していました。
もう一つ、次善?と思えたのがシステムヘルメット。
システムヘルメットを開発したのはドイツのシューベルトです。
そして、ショウエイにもシステムヘルメットでネオテックがありますね。
しかし、どちらも高価。シューベルトに比べるとショウエイは安いのでブログなどを巡回しているとショウエイのシステムを廉価版としてに言及しているものもありますが、とんでもない。
シューベルトは10万円超の物ばかりで、ショウエイは6万円半ばです。シューベルトから見たら半値程度で確かに安く高品質です。とは言え、いずれにしても高い。
ヨーロッパでは白バイや、オートバイ部隊でシステムヘルメットが主流です。
ネットではヘルメットの値段はかぶる人の頭の値段、と安いヘルメットを揶揄する言説も多いですが、別の説ではヘルメットの安全性と値段に相関関係はない、としています。
情報を収集して個人的に勝手に判断しますと、公的規格をパスしていれば安全性に大差なし。ただし、快適性や風切り音、寿命、質感などに差が出るようです。もちろんカラーリングもです。
など、つらつら考慮してまずは気になっているシステムヘルメットをお試し的に買ったというわけです。
いわゆる「コスパ」を考えると、なかなかに良い品物ですぞ。
システムヘルメット最大の欠点は「おやじ臭い」でしょうか。
ここを克服できる人には絶対おすすめなのでした。
おじさん達、いらっしゃ~い(笑)