ハーレー883でどこへ行こう?ではありません。
2020年モデルも発表されました。
電動バイクライブワイヤーの試乗記事も一杯でてきました。
また、次々に新コンセプトモデルを公開。ハーレー社よ、何処へ向かうのか?そして883は?スポは何処へ行くのか?です
”ハーレー”の退場
来年度からスポがラインナップから消えると情報がありました。
発表されて2020年のラインナップにはスポ健在!
しかし、2020年で最終になるという話です。
自分の乗っているモデルが亡くなるのは寂しいもの。883のRがなくなる時も寂しさがありました。
少し前ですが、「ハーレーらしい」バイクの筆頭でもあったダイナファミリーがなくなりました。
そして、このたびのスポ消滅の噂。
そして、アドベンチャーやSS?みたいなバイク。中免ハーレー?さらには電動バイクの発表。
特に電動バイクは力が入っていて、ゆくゆくは電動バイクメーカーにシフトするつもりかもしれません。
また、あのエリックビューエルも参画してフューエルなる”電動ビューエル”も生まれました。
時代の流れなのでしょう。
ハーレーは明らかに、旧来のイメージからの脱皮をめざしています。
ハーレーのイメージといえば、ビッグツイン、アメリカン、ビッグクルーザー
大陸のバイク、
さらに、巨大鈍重 爆音などもあります。
最近みたネットの記事で「タトゥーを入れて黒の革ジャケットを着たバイカーを魅了してきた」などとハーレーはイメージされていました。
ハーレーはそのイメージゆえに嫌われ、愛されているといえます。
その旧来のイメージを支持するライダーたちが高齢化。新たに若い人も入ってこないとすると・・・もはや下手をすると年寄りのバイクのイメージさえあるかもしれません。
年寄りの趣味、のイメージが付いたジャンルは若い人から敬遠され、衰退ジャンルとなるでしょう。
ハーレーは年寄りバイク・・となればそのイメージからの脱却はハーレー社の生死を分けます。
そして、ハーレー社は今までに無いモデル、ジャンルを連打するとともに、旧来のモデルの整理縮小。
なにはともあれ、いわゆる「ハーレー」は少しづつ、しかし確実に世の中から消えつつあります。
「ハーレー?ああ、あの自転車メーカね!」そんな時代さえ来そう?
私が、ハーレーやスポに感じる魅力の一つが「シーラカンス的生きている、本物の現行”ビンテージバイク”
ビンテージ風に作られたものではなく、昔のバイクを未だに作り続けている所に魅力を感じています。
再生されたもの、レプリカ、模造品でない、です。
もちろん、ハーレーとて完全に昔のままというわけでなく、つどつど現代的にリファインしているわけで、古風な現代バイクでもあります。
その点で、他メーカのネオクラッシックと距離はさほど離れてないのかもしれませんが。
とするなら、今「ハーレーらしい」モデルに手が届くうちに手に入れておかないといけないかもしれませんね。
スポならどのモデル?
スポ消滅の危機?なら、今すぐ現行車を買い占めたいくらいですが、
乗換えなら、ロードスターに惹かれます。
新品のスポを買えるのは来年までかもしれませんね・・・
中古車はいかが?
ハーレーのライバルは中古のハーレーという話を聞いたことがあります。
少し前から、「昔のハーレーは味があった。今のモデルは国産みたい・・・」
などと、良く聞きます。イメージというものは過去からの投影ですから、
「ハーレーのイメージ」に合ったハーレーなら少し前のモデルになってしまうのかもしれません。
となると、必然的に中古車・・・ハーレーのライバルが中古ハーレーになる所以です。
スポーツスターの中古なら
2003年までのリジッド最終モデル。
ラバーマウントなら、アクスルシャフト径やECM取付位置の改善が進んだ2011年以降が良さそうです。
リジッドなら
車重が230キロ程度、現行より30キロほど軽いのは魅力
より細身なのでカスタムにも向きそう。鼓動感・・振動もよりワイルドで
楽しそうでもあります。
その反面、高速域はその振動ゆえに苦手だそうです。バックミラーも何が映っているのか分からないほどだそうです。
ラバーマウントになってからはスポとはいえ性格がクルーザーよりになり高速域も楽になりました。振動も少なく、高速域でもミラーが使えます。
反面、鼓動感もマイルド。とはいえ十分にハーレーらしさを残しています。
車重は260キロ程度と重くなっています。
2019年上半期、中古車の販売ランキングによると、1位スポ48!!です。いい傾向です・・といっていいのか。スポマニアとしてはうれしくもありますが。
ちなみに、2位はモンキー3位は、4位は883アイアン!5位は400ccのドラッグスターです。
48、過去3回試乗しています。
今年に入っても、ちょっとケミカル購入ついでに借りて、いつもよく走る峠を一往復してみました。
ファットボーイなどソフテイルモデルがマイルドに進化する中、古きよき「ハーレーらしさ」はスポ1200にあるのかな、とも感ました。
鼓動感、とてもよい。坂道を駆け上るとき、高めのギアであがると壊れそうな鼓動感が味わえる。悪くない。
意外と楽しい。ただ、すぐするステップがギョギョッとさせる。883Rにもどってくると、安心してバンクできるのでとても快適。精神衛生上非常によい。
快適性の883.鼓動感の1200か。
とにかく、高めのギアで走るのがすきなので、こんな走り方だと、壊れそうな鼓動が味わえて、素敵である。
低い回転からのトルクがあり、加速力が大きいので峠でもあまり頑張らずに意外に早く走れる。
コーナーの出口から急加速。次のコーナーの入り口まですっ飛んでいけます。
そこで、急減速してパーシャル、リーンインでバンクはあまり大きくならないよう気を使います。
こうみてみると、48も中古が人気のあるのが分かります。
もし、古きよきもの、ビンテージ、アナログ・・に共感するなら
ハーレーを買える、のれる最後の時代に入りつつあるのかもしれません。
数十年すると、小型、電動、豪華ビッグツインの3本立てになってしまって
噂どおり、スポ的な中途半端な位置づけのバイクはなくなるかも・・・
もちろん、いまの883Rにそのまま乗り続けるのもあり?
さて、883Rで何処へ行きましょうか?