日帰りで高野龍神スカイラインを走りました。高速と下道ワインディングを程よく走れ、極上のツーリングとなりました。
一時間当たり10分程度の休憩で疲れ知らず。ツーリングの楽しさとペース配分の関連性にも気付きました。
高野龍神スカイライン
高野龍神スカイライン。完走、往復は今回が初めてです。
片道42.7キロ
過去、何度か来た事がありましたが、完走したことはありません。林道ツーリングをメインにしていた事、有料道路だったことがその原因です。
わき道から入って、途中まで走ってまたわき道に入る。林道と林道の合間に走る。そんな利用の仕方をしてました。
しかし、2003年、世界遺産の絡みとかで無料開放しました。一度も黒字になったことがないとか。
無料開放直前ですと、2輪では1460円です。往復するなら約3000円・・となると今でも二の足を踏むかな・・・しかし、無料化した現在はすべてのライダー必走の道でしょう。
少ない交通量(紅葉の季節は混雑するらしい)、程よいアップダウンと道幅、連続するワインディング。ロードバイクにはパラダイスです。絶賛する方の多いのも頷けます。しかも、わき道に入るとかなりの本格林道が楽しめます。
そこも含めるとオフロードにとっても、パラダイス。途中の休憩所でも、オフロード車も見かけました。
883程度のミドルバイクで走るのにも、気持ちよく流せる極上の道でした。長さもほどほど。
終点には温泉もある!
観光目線で言うと、スカイラインの起点にある高野山も一見の価値のある名所です。1200年前に弘法大師・空海によって開かれた仏教の聖地。
見所満載、日本人なら、いや外国人でも必見の場所です。とは言え、私は素通りしました(笑)
行程
第二京阪道の京田辺PAに午前10時に集合、10時半に走り始め。12時ごろには高野口に到着。大門から少し入ったところでGAS給油、そのあたりで観光をかねて昼食と思いましたが、どこも混雑。走る時間が減るのがもったいなくて結局スルー。
以外に値段も手ごろで良かったのですが、かなり並んでいたので通過です。
高野龍神スカイラインに入って、初めての食堂で昼食。休憩も含め1時間ほど。
2時半にはスカイライン南端に近い「道の駅 龍神」に。
よく見かける道の駅とは違い、大きい駐車場などがありません。
「道の駅」のイメージと違い、通り過ぎそうになりました。
スカイラインの終点には14時45分に到着。
たぶん、このあたりが終点と思いますので、決め付けました(笑)
ここの分岐を左折、このトンネルをくぐると国道425号。そこから更に、楽しい林道へ行けます。
かなりの本格林道もあります。残念ながらこの時間から行ったら帰れません。暗くなるし・・・
終点にある龍神温泉にはたくさんのライダーを見かけましたが、後ろ髪をひかれつつ通過。
スカイライン終点から30分ほどで、ごま山タワーに戻ってきました。ここは往路はスルーしましたが立ち寄っておみやげ物を購入。15時半ごろ出発
復路は、国道371号線で北上。質の良い舗装林道の趣。1台だけSSに追い越されました。
交通量の少ない、くねくね国道です。
17時半頃には河内長野まで。街の手前からは混雑していました。八尾PAには19時ごろ到着。そこで仲間と解散しました。
ペース配分
自宅からも含めて全工程、400キロほど。9時間の行程なので、1時間44キロほどの走行。休憩時間も加味すると1時間当たり57キロほどになります。
京田辺から龍神温泉までは休憩入れて4時間少し。
休憩は午前に3回、午後4回。給油それぞれ1回づつ。
昼食時間を除くと1時間に10分程度の休憩をしたりGASを入れたり、地図を確認したり・・・と言った感じでした。
これは、1時間ごとに休もうと計画的に行動したのではなく、偶然にGASが少なくなったり、ルートを確認したりした結果です。
1時間に10分程度の休憩。ツーリング関係の記事で多くの人が推奨するペース配分ですが、自由気ままに任せたら、そんなペース。面白く感じました。疲れもたまらず、一番ツーリングが楽しめるペースはこれくらいかな、と思いました。
883Rで走ってみて
高野龍神スカイラインはそこそこのペースで走れる程よいワインディングでした。
883Rのようなミドルクラスのバイクでは走った気分に浸れて良かったです。
250のオフロードで走ったときは、林道へのリエゾンとして、それなりに楽しく走ったのですが、やはり883は面白すぎるほどに面白かった。パワーを腹八分目に使ってアナログにバイクを倒しこむ動作を満喫できました。
帰路に走った舗装林道のような国道371号線は小さく、くねくねした道で少し疲れました。コーナリングの楽しみはある程度の大きさのアールのあるコーナーが良いですね。
往復の高速道路。そこを流す。マイペースでワインディングを走る・・・883Rは走る行為が楽しくて、しょうがない乗り物です。ツーリング先ではもっと観光をしたりグルメをしたりするべきとも思いますが、目先の楽しさに走って・・文字通り走り続けてしまいました。時間がもったいなくて・・・
事故現場を通りました
事故現場を通りました。スカイライン、ゴマ山タワーを少し南下した所でした。往路ではクラッシュしたバイクと救急車、パトカー。復路ではその現場近くにドクターヘリが来ていました。緊急搬送の必要な重症だったのでしょうか。
自分自身のために、また多くの他のライダーのためにも・・ライダーの事故が多いと極端な話、2輪通行止めも無いとはいえないかも・・世間の2輪を見る目も、必ずしも温かくありませんし・・事故には気をつけたいですね。
まとめ
高野龍神スカイライン。すべてのライダー必走の極上道路です。交通量のすくなめ。多くのサイトでも絶賛され何度も訪れるライダーが多いのは頷けます。
楽しすぎる道なので事故には気をつけたいものです。
高野山、龍神温泉など見所も多いので観光も考えると余裕を持った日程で行きたいものです。
何も考えず、無理の無いペース配分では走った結果、1時間に10分程度の休憩、おかげで疲れも残らず、余裕を持って走りを楽しめました。
休憩をいれると走りを再開したときに、より走りが楽しく充実して感じられます。結果としてぶっ通しで走ったより、走りが楽しめるように思います。
より走りを満喫するために走らない時間が重要・・逆説的ですが、そう感じました。
観光地をめぐる道具としては883は困りものとも思いました。あまり疲れもたまらない、乗ってても無上に楽しいので、つい、ひたすら走ってしまいます。名所旧跡をめぐって、アスファルトしか見ずに帰宅・・・しかし楽しいのです。これが(笑)