去年の春先の事ですが、防寒ブーツを購入しました。
これで、バイク防寒装備、最後の懸案だった足の防寒が解決しました。
バイクに乗る楽しさ、これは我慢できません。冬の間は農閑期、としてバイクに乗らない方もあいますが、雪国でないのならもったいない!
もちろんベストシーズンのバイクはパラダイスですが、冬には冬の楽しみがあります。
冬にも是非走りたい。しかし、我慢はしたくないので防寒着を揃えました。
そして、最後に残ったのが足でした。
今回の防寒ブーツで極寒ツーリング対策が完成しました。
そして、念願?の冬がめぐって来ました。さて、実走したらどうでしょう。
購入したブーツ
バイク用の防寒ブーツはほとんど見かけません。
ネットで探しても「存在しない」とするサイトもありました。
本当は安全性も鑑みて、バイク専用&防寒ブーツが欲しかったのですが
確かに見当たりません。
そこで、近くのスーパーで見かけた靴です。
安く、薄くしたソレルのカリブのイメージです。
折り畳み式のスパイクが付いていて、凍結路でも安心でしょうか。
分厚い靴下を履く想定で一回り大きいサイズを買いました。
(この金具の部分が不良で、交換してもらいました。色違いになりました)
走ってみて
長く待ちましたが、冬が来ました。
3度から1度程度の気温で、3時間程度走りました。休憩は1回。ただし、帰り間際に買い物ついでの休憩だったので2時間以上は走り続けたことになりました。
ホカホカ、とはいきませんが流石に足先が冷える事はありません。
今まで、冬の早朝走りでは1時間ほどの走りでも体は大丈夫なのですが足先が冷たくなって帰宅してからも、何とか温めようと頑張らないとダメでした。
コーヒーで足先をダイレクトに温めたり。
放っておくと足先がラジエターとなって、暖房の効いた部屋にいてもずっと寒気が拭えないのです。
しかし、今回新入荷の靴にはそれがありません。帰宅後に足先を温める必要は感じませんでした。
もし、ゼロ度前後の環境を一日中走るとなると冷えるとも思われますが、今までの普通のライダーブーツやエンジニアブーツに比べると大分耐久時間が伸びそうです。
また、靴が大きいのでカイロなどを仕込む余地もありそうです。
靴としての基本性能、歩き心地は微妙感があります。長距離を歩くのは向かない風情です。もちろん、靴の設計上、それは想定外だとは思います。
また、折り畳み式のスパイクが折りたたんだ状態でもカチカチを地面に当たって少し気になります。
ライダーブーツとしての足のプロテクト性は皮革のブーツよりは劣ると思います。
その点が気になって、よく見かける防寒ブーツには手が出ませんでした。
そんな中では丈夫そうに思える品だったのも選んだ理由でした。しかし、本式のバイク用品に比べるべくもないとはおもいます。
バイク用は、ごついオフロードブーツを愛用していた時期もありましたが、防寒性は、もちろんというか、今ひとつでした。もともとそんな性能を求めるような靴でもないとも思います。
防寒着の追求
かつて冬の北海道をツーリングしたくて寒対策をして、一旦は完成しました。
常に氷点下の北海道を一日中バイクで走り回れましたから、それなりではあったと思います。
しかし、その防寒着たちもクリーニングでダメになるとか、経年劣化で、あるいは転倒でダメになって少しずつ買い直していきました。
しかし靴だけは北海道使用の防寒ブーツがダメになって以来同等のものを買っていませんでした。
北海道用に買った物はカリブのソレルでした。
氷点下を常に下回る気温で、吹雪の中走り回っても足先が冷える事はありませんでした。素晴らしい防寒性でした。
しかし、関西地方では流石にオーバースペックです。
そして、靴だけは普通のブーツを通年使用。靴下を2枚履く位の対策で”我慢”してきました。
今回最後の穴をふさぐことができ、防寒対策が完成しました。
防寒着。全貌
頭から、足元まで。
①頭
ヘルメット
通常のジェットヘルメット+フェイスマスク・ネックウオーマー
②上半身
アウター
風魔プラスワン、ランドクルーザージャケット
一時、生産中止となっていたが復刻。今だと税抜きで4万6千円
・・・よくぞ、無理してかったものです。
インシュレーション
モンベルのサーマラップジャケットorダウンアンダー
どちらも1万円前後
シャツ(アンダーでない)普段着。
アンダーシャツ
ピーターストームのポリプロピレンシャツ。
その当時8000円位だったか。
③下半身
アウター
風魔プラスワンのランドクルーザーパンツ、上のジャケットとセット物ですね。税抜き32000円
インシュレーション
サーマラップorダウンアンダー。それぞれ1万位
下着
ピーターストーム製のポリプロピレンタイツ。8000円位でしたか。
最後は、通常のトランクス。カウント外。
④靴
今回の防寒ブーツ+モンベル厚手靴下(状況によってはカイロ?)
⑤手
ハンドルカバー+冬用グローブ
原付に付けるような物を2種類使っています。少し固めのがっちりしたものと
柔らかくぺしゃんこにできるもの。
つけっぱなしの真冬は固めのもの。走行風でも形が崩れず外気と手の間に空間を保ってくれます。
柔らかいほうは高速移動時はつける。下道では外す。または、念のための防寒や雨対策で持っていく、といった使い道です。
走行風で押されて手にくっ付いてくるのか同じように見えますが、硬めのハンドルカバーより、気持ち防寒性が劣ります。
まとめ
何年もかけて揃えました。
ケチで貧乏な私ですが、こうして見ると意外とハイエンドなものを揃えていました。
寒がりで我慢できなかったんです。
しかし、上記でも登場してもらったモンベルのサーマラップは買ってから20年以上。
あちこち繊維が劣化して破けてきましたので流石に引退。
新陳代謝が必要です。
また、防寒としてはほぼ完成の域に達したと思いますが、プロテクト性能はあまりないように思います。
最近のジャケットなどはプロテクターを入れられるようになっています。
ランドクルーザージャケットは防寒性は素晴らしいですがプロテクター類はありません。
この辺も考えたいところです。
さてさて、防寒対策も完成しましたので、
またキャンツーでも行きたいものです。