883Rでタンデムシートに人を乗せる機会がありました。
20分せず、お尻が痛いとの苦情がでました。どうも、883Rはタンデムツーリング向けではないらしいです。
シートが狭くてお尻が痛いとのこと。
タンデム?
ネットで調べてもスポーツスターは二人乗り向けではないとなっています。
ハーレーなら、他にはツーリングモデルなどもありますし、「スポーツ」バイクであるスポーツスターはもともと二人乗りは重要視されてないのかもしれません。
しかし後日、別の方を883Rにお乗せする機会もあり、その方は30分以上走っても特段痛みも感じなかったそうです。
その方は若いころタンデムでロングツーリングの体験もあり、乗り方の心得とか耐性があったのかもしれません。
私個人の体験を踏まえると、そもそもバイクの後ろとは快適ではありません。
しかし、逆に慣れてしまえば、かつてのレーサーレプリカの形だけとも言えるリアシートでも平気で乗っていられるものでした。リアシートの良しあしではなく乗せてもらう人の感覚でタンデムの快適性は変わるかもしれません。
それでは、バイクの良し悪しは関係ない?
そもそも、リアシートは楽しいのか
バイク、とくに大きいバイクは趣味の道具でしょう。走りを楽しむためのものです。
となると、走る楽しみをスポイルするリアシートは不要かもしれません。
後ろに人を乗せて走るのは、それなりの技術が必要で、とても気を使います。
自分の走りを十全には楽しめません。
バイクに乗る楽しみにはリアシートは入ってないのです。
スポーツスターにはそもそのリアシートがないモデルが多いです。
2020年全7モデル中タンデムありは2種。2021年のは全3モデルともタンデムなし!
2022年のラインナップで唯一残った旧スポ、48はタンデムシートなしです。
(水冷スポが出たので、48からは”スポーツスター”の名前が取れてますね)
バイクに乗る楽しみ・・そう考えればタンデムシートなしは当然です。ニーズもあまりないのかもしれません。
もし、スポーツスターがビッグツイン乗りのセカンドバイクなら、なおの事でしょう。
しかし、バイクの持つ移動の道具という側面を考えると人を乗せれるのはとても重宝です。
もちろん、移動の道具とすれば車が積載性でも快適性でも上です。
しかし、機動性が車よりあるので、街中でもいろんな場所にこまめに立ち寄るのには便利でした。誰かと一緒に目的があって、いくつもの店を調べ歩く時にはとても好評でした。
また、タンデムでツーリングした思い出(乗せる、乗せられる)を回想しても、それぞれ極上に楽しいひと時でした。
登山用のでかいザックに厳選した2人用のキャンプ道具をまとめてみる。
これは、キツかった!!
考えれば、タンデムであっても純粋にバイクを操る楽しさは完全になくなるものでもありません。そこには別のライディングテクニックや面白さもあります。タンデム走行はバイクに別の楽しみを添えるように思います。タンデムならではの楽しみは確かにあります。
末期の空冷スポにはタンデムシートなし仕様が多かったのは少し残念なのでした。
カッコいいけどね~
また、本来の目的とは違うかもしれませんが、タンデムシートは荷物を乗せる場所としても重宝します。
バイクを、キャンプツーリングの道具として考えていますので。タンデムツーリングをしないとしても。リアシートは必須です。
なるべく、バイクに多く触れたい私としては汎用性はバイクに乗るきっかけとして重要ですし、後ろに人や荷物を載せれることは必須です。
上図のような機会は一生に一度はあるものです(ほんま?)
チャンスは準備のあるところにしか来ない、との言説もあります。
人生にタンデムシートをご用意あれ!