ハーレー883Rで通勤。1年たちました。
883での通勤で感じたことを書いてみます。
重さが身に染みる
883はアメリカではガールズバイクとかで、小さいバイク扱いですが、最終モデルに近づくころには重量も増えて、乾燥重量で270キロほどあります。
特に通勤先のバイク置場に斜面があったりで、重さを実感しました。もちろん、慣れで平気ではあるんですが、原付や小型のバイクの気安さはありません。
ぼんやりしていると、グッラッときてヒヤッとします。何せ毎日の事ですので。
会社帰りにどこか寄り道するときも同様です。
ハンドルの切れ角
外車ではよくあることですがハンドルを一杯に切っても、国産、とくにオフロードバイクにくらべると切れ角が大きく、自転車置き場などでの出し入れに少しだけ手間取ります。
車重の重さもその要素ですし、車格の大きさも不便です。
この大きさ、重さがツーリングでは生きてくるのですが、通勤で日々使っていると、マイナス点が少しづつ身に染みて来ます。
毎日食事に微量の毒薬を入れられて、ゆっくり殺される的な?
ズボンが溶けた
冬の間は量販店で売っている安物の、オーバーパンツをはいていましたが
排気管でだんだんと、溶けて穴が開きました。
これは、なんとか対策をしたいものです。
バイクとの付き合い方が変わる
毎日、883に乗っていると、週末に頑張って走る気持ちは、さすがに下がりました。
バイクと仕事が結びつく感じもあります。
先にふれたように、大型バイクのマイナス点を微量な毒薬のように毎日摂取しているのもよくありません。
とはいえ、往復の道中は楽しい
と書くと、嫌なことばかりのようですが、やはり883で走ることは楽しい。
1200でなく883を選んだことが生きてきます。
重量や車格は両車とも同じで燃費も言うほど変わりません。諸経費も税金・保険も変わりません。なら、大きいバイクの方が良さそうです。
883を選んだ時、そこは悩みましたがディーラーで何度も、両方の試乗を繰り返して小さい方に決めたわけです。
下道では883の方が楽しいし、私のツーリングスタイルや生活環境では下道が主体だからです。
通勤は想定外でしたが、ここは当たりました。
混雑する朝夕の通勤でも十分にエンジンを使い切って、走りを楽しめます。
ほんの短い、心のオアシスです。
883通期終了
と、書きながらバイク通勤は終了です。
1年足らずですが、またしても勤務地が変わってしまい電車通勤に逆戻りです。
また、以前のような気持ちで883に向かえるのか?
気持ちに変化を感じています。
かつて、バイク便をしていた時は平日に一日中バイクに乗っていても、土日にはまた、バイクでツーリングに行っていたものです。
883の魅力なのか?年齢なのか?
また、通勤という中途半端な乗り方が良くないのかもしれません。
大好きな食べ物を毎日、一切れずつ食べているような感じでしょうか?
たまに、お腹一杯食べたほうが幸せかもしれません。
また、心境の変化で具体的には、やはりと言いますがより小さい、軽いバイクに目が行くようになりました。
また、より遠くへ行きたい気持ちやキャンプツーリングへの思いが高まってきたように感じます。
1周回って883で、バイクでどこへ行こうか?何をしようか
ニヤニヤと妄想する、今日この頃です。