今使っているヘルメットもくたびれてきました。
883Rに乗り換える前の前から同じものを、そのまま使っています(笑)
どうせ買い換えるならハーレーに似合うヘルメットと思いますが、どんなメットがハーレーや883に似合うのでしょう?
どんなのが似合う??
似合う・・となると、ある程度世間に広まっているイメージに当てはめれば、それらしくなると思います。つまり、いかにも”ありそうな”スタイルにするということです。
画像検索などをすると、シールドの無いジェットタイプが多いようです。絵的に乗っているモデルの顔も見せたいからかも知れません。
ジェットヘルにサングラスなどを組み合わせたらいかにも!な感じでカッチョよろしいです。
ハーレーは古い時代のスタイルを守っているバイクです。ですので乗るときも古いスタイルが良く似合いそうです。
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そもそも、なぜかぶる。ヘルメット
バイクに乗り始めた頃は「ノーヘルは違反で、減点・罰金があるから」が理由でした。
今でも、トライクなどでノーヘル運転をする人がいますから、そんな感覚はまだまだ世の中にあるんだな、と思います。
しかし、今の自分なら安全性は気になります。明日からノーヘルOKの法令がでてもヘルメットライフ継続です。自転車のロードの人たちが自主的にヘルメットをかぶっている感覚でしょうか。
その昔、アラビアのロレンス、ことDHロレンスが名車ブラフ・シュペーリアで事故。頭部負傷で死亡しました。このときの研究でバイク事故におけるヘルメットの有用性が分かってきたようです。
安全性を考えると調べれば調べるほどフルフェイスに軍配が上がります。
事故を起こした時ヘルメットのあご、チンガードにザックリ傷が入った、もしジェットなら顔面が・・という話をネットで見ます。知り合いのライダーから直接、同様の体験談を聞いたこともあります。
このあたりの事を調べていると、時々見かけるドイツのの交通事故調査学で、事故のとき頭部のどの部分に衝突するか?のデータがあります。
あごに衝突する確率は34.6パーセント。顔全体だと4割越えです。
無視しがたい値ですねぇ。
安全を考えるとやはり、フルフェイス一択ですか。
唯一、フルフェイスに不利な情報としては世界で始めてシステムヘルメットを開発したBMWが、その理由に事故時の素早い脱着のためだった・・としているとの事です。
レーサーなどは安全に素早くヘルメットを脱がすためのリムーバーをヘルメットの下に装着していますが、我々は普段あまり(全然?)そのようなものは使いません。
ですから状況によってはフルフェイスが不利にはたらく事もあるのかもしれません。
また、都市伝説レベルですが、ジェットで顔面大怪我した人が「フルフェイスなら首、折れてたよ…」と言われた話をどこかで読んだ事があります。
あごが緩衝材代わりとなり壊れることで首の骨折を免れる・・顔面崩壊ですむ・・というのです。
が、医師が慰めのため言ったセリフのようでもあり、チンガードの有無に関する検証実験も見た事がありませんので、実際はケースバイケースなのかもしれません。何事も”絶対”はありませんので確率で判断するしかありません。
確率で考えるとやはり安全性はフルフェイスがいいでしょう。
そして、国内の安全規格をパスしている、一流メーカーのものなら安心だと思います。
そうなると、フルフェイスですがずっとジェットを被っていた身にはなるべく軽いヘルメットが気になります。
ショウエイ、Z7 。フルフェイスの中ではかなり軽いです。
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また、少し利便性に振って、インナーシールドありのGTエア。
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これなども、気になりますねぇ。
ヘルメットオブザイヤーをとったこともあるとか。
サングラス的なインナーバイザーが内蔵されてて、サングラスなどを別途用意しなくて便利そう。
実際にかぶって走り出す
しかし、安全性は事故に遭ったその時まで確認できません。本当は確認したくないですね。
使うたびに確認できるのが使い心地・快適性です。
安全性優先で選びたいところですが、かぶり心地、重さ、通気性、風きり音、視界、脱着のし易さ、メガネ使用者ならメガネとの関係。
ヘルメット脱着のたびにメガネのかけ、外しは慣れれば良いんでしょうけど、案外いつまでも面倒です。
ヘルメットを被ったままでの会話や飲食も出来れば快適です。
そうなると、システムヘルメットがあります。
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システムヘルメットって何処となくどっち付かずな感じですが、これなどは作りも極上でとっても良さそう。予算が許すなら選択肢に入れたいです。
もっと、快適性にふって、顔面崩壊の確率を低く見積もれたなら、ジェットヘルもありかもしれません。
ジェットで、シールド無しなら最初にみたヘルメットのようにビンテージなスタイルにもなります。
なんだかハーレーにピッタリにおもえますが、さらに快適にこだわるとシールド付でしょう。
安全性はフルフェイスより落ちますが、風を感じたいときはシールドを上げて走る事も出来ます。
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これなんか、すんごく格好よいです!
どのメーカー??
バイク乗りの定番、安心の一流メーカーならアライとショウエイです。
少し安い価格帯でOGKのカブトシリーズもあります。
しかし、ハーレーのヘルメットで色々検索すると他にも色んなメーカーが出てきます。
ヘルメット創成期からライダーに愛されたアメリカ発のメーカーなどです。
古い時代に、ハーレーとともにあったそのシルエット。ビンテージスタイルを守る現代のハーレーにもよく似合いそうです。
なんだか、通な感じがします。
Bell、Bucoなど良く聞きますね。
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かっこよいですね~。
ファッション性
海外のメーカーも視野に入れるとお洒落、かっこよさなどファッション性も気になります。
なぜヘルメットを被るか~から離れた部分ですが案外、もっとも気になるところかも知れません。
安全性は事故を起こしたときしか分からない部分もあるが、お洒落さは被るたびに見る、見られます。
人によってそれは、最優先要素かもしれません。あきらかにそれかな?と思える人も見かけます・・”装飾用”の半ヘルなどを被っている人たちはそうなのでしょう。
ただ、自転車のロードバイクに乗っている人から聞いたことですが「安全性を無視したスタイルで乗っている人はかっこ悪く見える」だそうです。
きちんとしたヘルメットを被ってないのは”お洒落じゃない”そうです。
振り返ればバイク、オートバイもお洒落アイテムとしての安全性高そうなヘルメット、
という捉え方もできそうです。
色
ヘルメットの色についてはヘルメット選びに関するサイトを幾つか見ても重視してない風です。
気に入ったスタイルのヘルメットが合って、頭に合うなら、好きな色柄のモノを買えばいいだけで、自分のバイクの色と合わせる?くらいの感覚だと思います。
私も、まったくそうでした。黒いバイクを買ったとき、黒いヘルメットを買いました。
しかし、英語版のヘルメットに関するウイキによると、黒ではなく真っ白なヘルメットをかぶったライダーは事故や、負傷のリスクが低くなるという研究データがあるそうです。
異論もあるようですが、興味深い研究です。
日中ヘッドライトをつけっぱなしにする常時点灯も目立つためでしょう。
街で他のライダーを観察していても明るい色のヘルメットはより目立つように感じます。
目立つ色という要素、もし安全性を高めるなら少し考えてもいいかも。
では買いに。
いざ、ヘルメットを購入となると値段も気になります。
当然、安いほうがうれしいし、3~5年で耐用年数が終わると聞けばなおさらです。
日本でヘルメットの寿命が3年といわれるのは SG規格の対人賠償保険が3年期限となっているからのようです。同じ日本のメーカーでもアメリカでは寿命を製造から7年、購入から5年としているといいます。
長くても5年程度で交換・・・消耗品です。
しかし、実物をあれこれ見たり色々情報を集めると、安物は装着感や仕上がりなど値段なりな場合も多い様子。
頑張ってコスパのよいヘルメットを見つけるのも乙ですが、名前の通った一流メーカーのものが、その辺も安心感があります。
安全性も高そうです。
一流メーカーのモデル内での安全性能は、安いモデルと高いモデルで差異はないということです。
となると、一流メーカーの安い価格帯のものがお徳でしょうか?
店頭にて試着
候補に挙げたヘルメットを、バイク用品店に試着に行きました。
ショウエイのジェットJO。軽いです。
半シールドも下に下げたときの微調整もあり小技が聞いています。
しかも小さく感じます。いい感じ。
同じくショウエイのシステムヘル、ネオテック。さすがにでかくて重い。しかし、内装や操作は高級感もあって良い感じです。
OGKのシステムヘルは内装や操作感はショウエイに比べ段違い、な感じはまったく無く、よく出来た感じですが、ぱっと持って更に重い、でかいです。
アライのジェットも VZ-RAM Plus という新モデルがあって重さ、大きさは同じで安全性が高まったそうです。シールドなどはSZなどど互換性なし。
外付けのサンシェードが見ようによってはインナーバイザーに比べかっこ悪くも見えますが上げた状態で庇にもなり、実用性は意外と良さそうです。
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現物を見ると更に迷いが深まります・・・
今まで考えてた中で、ハーレに似合う、883に似合う、格好良い、軽い、小さい、快適・・・ではショウエイのジェットJ.Oです。
実物を見るとこちらにもググっと惹かれます。
カッコいい!!
結論・・で、どれ買うの?
安全のためかぶるヘルメットですが、格好良さ、快適性や使い勝手の良さ、安全性、値段などはトレードオフの関係にあり何処を重視するかによって答えは変わりそうです。万人に合う正解は無い様に思います。
そして、安全性について調べれば調べるほど、フルフェイスが良いと思えます。
本当に事故に遭う確率そのものがかなり低い中の部分的なこと・・なので
もしかしたら、真剣に悩む事はないのかもしれません。
ツーリングは快適に振ってジェット。私も知り合いの何人かもそれで数十年です。
わたしは、今までのバイク人生で2度の事故がありましたがヘルメットは側面への打撃で済みました。
が、これとて偶然であって、次があるとしても・・・あって欲しくないですが、どう、どこを打撃するかは神のみぞ知る・・・まったくの偶然です。
フルフェイスヘルメットなら顔の怪我は、ほぼ避けられるでしょう。
ぱぱぞうの結論
花粉の季節も過ぎ、梅雨までのバイクのゴールデンシーズン。
そして、なかなか、貧乏暇なしの言葉通り走る時間が取れない中での貴重なひと時。
冬服を脱ぎ捨て軽やかに走りをたのしみつつ、爽やかな風を感じ、新緑や風景も
フルに楽しみたい。
もし、リスクも承知で贅沢にいろんな色の走りを楽しみたいなら・・ヘルメット二つもちをする手もあるかもしれません。
長距離用と短距離用の使い分けです。
長距離・・長時間、雨天などもあり。高速道路も想定。ロングツーリングに。
短距離・・短時間。お買い物や近場。半日前後のショートツーリングに。
長距離にフルフェイス、短距離にジェット。でしょうか。
短距離や近所での用事など用のジェットはビンテージっぽいものでお洒落もたのしむ。
また、ロングツーリングに安全性が下がるのを覚悟で快適性を求めるなら
長距離に長いシールドのついているジェット。短距離にシールドの無いビンテージジェット。
二つもちなら、ヘルメットの相反する要素をそこそこ満たして走れそうです。
その代わり、サイフが寂しくなります。このプランの最大の欠点です。
しかし、やはりジェットを選ぶとなると、風と新緑を満喫するトレードオフとして転倒時の顔面大怪我の可能性UPです。
しかし、なるべくなら顔にも怪我はしたくない・・小心者にして優柔不断です。
いいメット見つけた!!
さんざん悩んだ果てに発見しました!
このいずれをも叶える夢のヘルメット?
ノーランのシステムヘルメットです。
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海外のヘルメットはあまり視野に入っていませんでしたのでノーチェックでしたが、イタリアではナンバーワンシェアのメーカーです。安全性はあると判断しまた。
システムヘルメットですが、ショウエイやシューベルトと違いフリップアップしません。チンガードが取り外し式。
一見面倒ですが、この方式のよいのはチンガードを外したジェットヘル状態での走行も想定しているところ。普通のシステムヘルはフリップアップ時は危険なので走行しないで、とアナウンスされています。
つまりツーリング先にジェットとフルフェイス、2つのヘルメットを持っていける事になるのです。
先にも考えたとおり、安全性を重視するとフルフェイスです。基本的にフルフェイスとして使うのですが、素晴らしい風景の中風を感じて、ゆったりと走りたい時、チンガードを外せば、そしてシールドも上げれば、それを満喫です。
風も開放感も安全性も満たします!(同時ではありませんが・・)
実物も確認しましたが、値段もお手ごろ・・ということもあるのか、質感などはアライ、ショウエイに届かず・・といったところでしょうか。
アライ頭のぱぱぞうにはぴったりフィットとまでは行かない感じ。ワンサイズ上のMで左右幅はぴったり。前後はゆるい感じです。
頭の左右を軸にヘルメットが結構ピッチングします。
その様子を見ていた店員も「大きいですね」とコメントされました。
しかし、歴代1~2サイズ大き目のヘルメットを被ってきたぱぱぞうには悪くない気もしました。
重さは、今使っているアライのフルフェイスよりは軽く、軽快に感じました。
チンガードはあごの下のほうだけガードといった風で、フルフェイスヘルメットなのに顔丸出しの風情です。
ただ、ジェットプラスアルファ程度の防御力考える私には悪くなくおもえます。
次点?として、アライのMZF。
ジェットの開放感に、長めのチークガードで防御力が気持ちアップか?
フルフェイスに行きたいけどジェットも良い!の気持ちを叶えそう。
白バイ隊員のメットはこれにひさしがあるものだそうです。
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アライなら安全性は高そうです。
質感、フィット感も極上!
やはり、MZシリーズは使い慣れていて快適。
ただ、n十年アライ一筋の感想なので色が付いているとは思います。
しかし、頭をぴったり包まれて保護されてる感じは実に安心感があります。
そして、頬をガードするチークガードが少し長い。気持ち安全性が高い気がします。
もし買ったら、ぜひ転倒したい!(大嘘・・笑)
もっとも安全快適に新緑を感じ軽快に走れそう、です。
お洒落さ、格好よさ、ハーレーに似合う?は、ほぼ捨ててしまうかたちですね・・
快適性優先になってしまってますね。
考えれば日々の雑用や買い物も含めウチの883Rは、いわゆるハーレーらしい使い方はあまりしていないかもしれませんから“お似合い”かもしれませんね。
そうそう、ここまで書いて、申し訳ありません。ジェット、フルでハーレーによーくに合うヘルメット。純正です。
塗装、や雰囲気もよく安心のアライ製です。
ハーレー社のカタログにも使われています。
友人や家族に・・大切な人に薦められるのは
他の人にお勧め・・・という論点であれば。
似合う・カッコいい・安全性 → アライ製、ハーレー純正ヘルメット、フルフェイス。
安全性 → アライ、ショウエイのフルフェイス。
他社のモノもそれぞれ、いいと思いますが個人的に大切に思う人が
ハーレーに乗るなら私のお勧めは上記です。
安全性と快適性のという相反する要素の間、どの辺りをとるか。
完全に安全性にふるか、快適性のため安全性に少し妥協をするか・・
悩みどころなのです。
私自身は顔面大怪我のリスクも考え、基本フルフェイス、しかし時として走る喜び、爽快感、軽快感を味わえるある意味中途半端な感もあるヘルメットを選んでしまいました。
基本、安全優先で考えたい・・しかし、時として風や風景を感じる開放感も欲しい・・
欲張りです(笑)
で、ぱぱぞうらしく、あれもいい。これもいいで…マルチパーパスな面白ヘルメットにたどり着きましたのです😅
しかしながら、めでたい連休明けゆえ、手元不如意ですので来月購入予定!
アメリカのバイクにイタリアのヘルメットは似合うのか!?
新時代の始まりを祝うため?今シーズンは新しいヘルメットで行くぞぉ~(たぶん梅雨の頃から・・)